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医学科
我々、医学科幹部一同は「千射万箭悉皆新(せんしゃばんせんことごとくみなあらた)」を基本方針とし、これから一年間幹部を務めます。
「千射万箭悉皆新」とは、全日本弓道連盟初代会長・宇野要三郎範士による「弓を引くにあたっては、千本、万本の矢を射る場合でも、今射ようとする矢をおろそかにせず、新たな気持ちで真剣に射らねばならない」という弓道の教えであり、そこから転じて「一つ一つの物事に対し、全力で臨むことが肝要である」という意味で使われるようになった言葉です。
弓道という競技は必ずしも実力が練習量に比例せず、いたずらに矢数をかけたところでは射癖がつくばかりで上達は見込めません。中りに驕り漫然と稽古をするのではなく、自身の射に欠けているものは何か、それを克服するにはどうすればいいかを一射毎に真剣に考え、焦らず、腐らず、諦めず、正射を追究する。
このことこそが弓道の最高目標の一つである「真」の探求であり、正しい修練の在り方です。そして、このようなひたむきな姿勢は、勉学や芸術といった弓道以外の『道』にも活き、射手の人生をより深く、豊かなものにしてくれると信じています。
このように、我々医学科幹部一同は「千射万箭悉皆新」を基本理念とし、これから一年間部を率いていく所存です。
2019年9月
九州大学医学部弓道部医学科幹部一同
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コメディカル
我々コメディカル幹部一同は「雲外蒼天」を基本方針のもと一年間幹部を務めさせていただきます。
「雲外蒼天」とは努力して試練を乗り越えれば快い青空が望めるという意味を持ちます。弓道をしていると中らず焦る時期が誰にでもあると思います。
しかし、苦しい時期こそ自分が成長できる良い機会です。
試練に絶望し、悲観的に考えるのではなく、ひたむきに努力を続け、より高みを目指していきたいです。
努力して乗り越えられない試練はないと考え、仲間と励まし合いながら前向きに弓道に取り組みたいと思います。
まだまだ、力の及ばないコメディカル幹部ですが、「雲外蒼天」を基本理念のもと、より一層精進していく所存です。
2019年9月
九州大学医学部弓道部コメディカル幹部