医学部弓道部

幹部方針

■ 医学科

 我々、医学科幹部一同は「正射必中(せいしゃひっちゅう)」を基本方針とし、これから一年間幹部を務めます。

『正射必中』とは、『正しい射法で射れば必ず的中する』という意味です。 的中に固執した射に走ることなく、正しく美しい射形を身につけるべく、日々練習に励みます。
正射は自分一人で極められるものではなく、他者から助言を得たり、射形を見て学んだりすることにより成し遂げられます。
練習を行っていく中で、互いを高め合えるような人間関係を構築し、切磋琢磨することも上達への第一歩だと考えます。

 以上のように、弓道における基礎にして、真髄であるこの言葉を心に刻み、部を率いて行く所存です。


2024年9月
九州大学医学部弓道部医学科幹部一同


■ コメディカル

 我々コメディカル幹部一同は「射者仁道(しゃはじんどう)」を幹部方針とし、これから一年間幹部を務めさせていただきます。

 「射者仁道」とは、『禮記射義』の一節に起因し、弓道が仁の道を己に求める修養道であることを示した言葉です。
禮記射義において、『射行は[一]心志の安正、[二]身体の安定、[三]弓技の審固の三点を眼目とし、これを修練することによって仁義礼智信の徳行が体得される。』と教示してあります。弓道を練習していく中で、的中数に汲々とし巧まずして射技の美しさを疎かにしてしまうことがあると思います。しかし、そうした時こそ基礎となる射法八節に則った美しい射形や所作を追求し、自己の内面と外面の双方で充実を図る必要があると考えます。
また、「仁」という言葉が表すように、周囲への思いやりを忘れず、居心地の良い部活動となるよう幹部として最善を尽くしていきたいと思います。

 まだまだ力足らずのコメディカル幹部ではありますが、「射者仁道」を基本理念として精進していく所存です。

2024年9月
九州大学医学部弓道部コメディカル幹部一同