あのとき
注:戦績・観戦記は書かれているままに載せています
第17回九州・山口医科学生体育大会
【1978/05/04-/05 西南大学弓道場 主管:山口大学】
男子団体初優勝!江頭さん個人優勝!
第17回九山大会弓道の部は暖かな気候のもと、西南大学弓道場において行われました。
今年は弓道部のない福大に代わって九大が主管でした。今大会を開催するに当たって、場所問題をはじめ、様々な問題があったにもかかわらず、無事開催することができました。各OBの方々のお力添えと共に、主将の藤田さん、主務の杉尾君、その他の部員の努力の賜物でしょう。
さて、今年の九山戦は、牟田口さんの矢渡しにより、幕は切って落とされました。絶対的優勝を狙う九大にとっての強敵は、今年四連覇を狙う長崎大学です。矢付けから好調な長大に注意をしつつ一日目の男子団体の三立が進んでいきました。一立目では、それまで最好調であった杉尾君が四射ドスと波乱の幕開け。しかしここは流石九大、二立目十二中、三立目十四中とどんどん調子が上がってきました。しかし油断ならず、長大は三立目までに合計四十一中と、九大に五本も差をつけているのです。
さて、問題の二日目。前夜の親睦会の疲れも見せず、緊迫した空気の中で四立目が始まりました。この四立目で、九大は十七中という好成績を出したのです。そこで長大あわてたのか、五立目において八中という信じられない本数を出したのです。その長大を尻目に九大五立目、十五中と余裕をもって優勝を決定したのです。
二日目、八射皆中と抜かずの山田君は十五中で長大の清水さんと同中となり、最多的中をかけて、射詰となりました。しかし、緊張したのか、山田君は一本目で抜き、惜しくも最多的中は逸しました。
女子団体は、あの貫禄の山さんも振わず、あと一歩の所で三位入賞を逸しましたが、江頭さんがシビヤーな射で着実に的中を重ね、最後は小的三本目というハイレベルな射詰の末、優勝を獲得されました。
九大の優勝するさまはなかなか見ごたえのあるものでした。この調子で八月の西医体も頑張ってもらいたいものです。−北里−団体戦(四矢五立 計120射)
優勝:九州大学 68中
準優勝:長崎大学 64中
3位:宮崎医科大学 50中
一立目 二立目 三立目 四立目 五立目 計 大前 杉尾 ×××× 牟田口○×○× ○○○○ ××○○ ○○○× 11 二的 山田 ×○×○ ○○×○ ○×○× ○○○○ ○○○○ 15 三的 江頭 ××○○ ○○○○ ○××○ ○○×○ ○○×○ 14 四的 鈴木 ××○○ ×××× ○××× ○○○○ ××○× 8 落前 牟田口 ××○× 杉尾○××○ ○○○○ 藤田××○○ ×○×× 12 落 藤田 ○○×○ ×○×× ○××× 杉尾○×○× ○○○× 8 計 10 12/22 14/36 17/53 15/68 団体戦(女子 四矢三立 計36射)
優勝:久留米大学B 16中
準優勝:長崎大学A 14中
3位:熊本大学B 12中
4位:九州大学B 9中
7位:九州大学 5中
一立目 二立目 三立目 計 B 大前 北里 ○××× ×○○× ×○○× 5 中 長田 ××○× ×××× ×○×× 2 落 山 ×○×× ×○×× ×××× 2 計 3 3/6 3/9 9 A 大前 福永 ×××× ××○○ ××○○ 4 落 山口 ×××× ××○× ×××× 1 計 − 3/3 2/5 5 個人戦
優勝:江頭健輔
男子
一次予選 二次予選 決勝射詰 藤田 ×××○ 杉尾 ○○○○→ ×○× 鈴木 ×××○ 江頭 ○○○○→ ○○○→ ○○○○○○×○ 山田 ○××○→ ×○○○→ ○○○× 牟田口 ○○○○→ ○○○→ × 丸山 ×○×○→ ×× 真弓 ×○×○→ ×× 向江 ○○×○→ ×○× 木村 ○××× 大矢 ○××× 木村 ××○× 竹下 ×××○
女子
一次予選 二次予選 決勝射詰 北里 ○○××→ ○×○→ × 長田 ×××× 山 ×○×○→ ××× 福永 ×××× 山口 ××××